脚本・演出 三橋亮太(譜面絵画/青年団演出部)
2023年5月18日(木)〜5月23日(火)
会場:BUoY
●ご挨拶●
ご来場ありがとうございます。ご存知の通り先日、新型コロナウイルスは5類感染症へと扱いが移行されました。今日までの3年間、それぞれの生活に大小色々なポジティブではない出来事があったかと思います。自分の話をしますと2020年の春が、大学を卒業するタイミングでした。演劇を続けて行くつもりで卒業しましたが、体制を整えるために費やした3年間だったのかもと、今、振り返ると思います。
今しか出来ないはずのこの上演を、お楽しみいただけたら幸いです。ご自身のペースで、ごゆっくりお楽しみください。
2023 年 5 月 18 日 自宅の机から
三橋亮太
●あらすじ●
献花のある道端で奇跡的に定着した献花が、そこで事故に遭った地縛霊と出会う。互いの死生観における対話から、ウイルスの猛威により亡くなった方や震災で亡くなった方、戦争などによる理不尽な死などを、能の構造・上演形態を大きく借りながら物語が構成されていく。これは、2022年5月アトリエ春風舎 にて行った『花の咲かない原因と対策』のアイデアをベースとしている。
●作品の特徴●
上演作品は、次の5つにて構成されていく。仕舞『Common/月並み』、仕舞『Live/住む』、現代能『Gradation/濃淡』、現代狂言『Hypocenter/爆心地』、現代能『Magic/魔法』。5つのシーンはオムニバスのように見えるが通底しており、5つを合わせてひとつの戯曲として完結している。これは、2020年から譜面絵画が行っている、音楽ライブにおけるセットリストのように、書き下ろした短編戯曲を会場ごとに組み合わせて上演を構築するプロジェクト「Terra Australis Incognita」の系譜を引き継ぐ。
『Terra Australis Incognita』について →https://www.fumenkaiga.com/terra-australis-incognita
5月13日22時から実施した、キュイの綾門優季さんと譜面絵画 vol.13『幻幻幻幻と現現現のあいだ』に関連するスペースです。
https://twitter.com/RyotaMitsuhashi/status/1657347234286174211?s=20
●ポストパフォーマンストーク●
5月18日 19:30~ 環ROYさん(ラッパー)
5月19日 19:30~ 渡辺志桜里さん(アーティスト)
5月20日 18:00〜 座二郎さん(アーキテクト/アーティスト)
5月21日 13:00〜 綾門優季さん(青年団リンクキュイ主宰)
5月21日 18:00〜 出演者のみなさま
アンケートへのご協力をお願いいたします。今後の活動の参考とさせていただきます。
●今後の公演情報●
[譜面絵画]
譜面絵画 vol.14 2024年2月、横浜にて上演予定
[井上みなみ]
常磐線舞台芸術祭2023
青年団「銀河鉄道の夜」
日時|2023年8月1日(火)14:00/2日(水)17:00
会場|勿来市民会館
[松浦みる]
無題の稽古会 発表会『壊れた風景』
作|別役実、演出:福原冠
日時|2023年6月4日(日)
会場|急な坂スタジオ ホール
[綾門優季]
ティーファクトリー
『あなたたちを凍結させるための呪詛』
作|綾門優季 演出|川村毅 出演|土井ケイト
2023年6月5日(月) 会場 座・高円寺1
BankART AIR 2023 SPRING オープンスタジオ
2023年6月9日(金)〜6月11日(日)、6月16日(金)〜6月18日(日)
会場 BankART Station
青年団リンク キュイ 短編集『非常に様々な健康の事情』
作|綾門優季
演出|綾門優季 児玉健吾(かまどキッチン) 三浦雨林(隣屋)
2023年11月1日(水)〜11月3日(金・祝)
会場 神奈川県立青少年センター スタジオHIKARI
●出演●
石倉来輝(ままごと) 井上みなみ(⻘年団) 小見朋生(譜面絵画) 嶋村桜(三輪舎)
福田毅(中野成樹+フランケンズ) 松浦みる(⻘年団) 宮ヶ原萌(譜面絵画)
●スタッフ●
脚本・演出・宣伝美術 三橋亮太(譜面絵画/⻘年団演出部)
舞台監督 黒澤多生(⻘年団)
照明プランナー 木村奏太(木村屋)
照明オペレーター 長尾唯愛
音響 小林遥
セノグラフィー 白金
ドラマターグ 綾門優季(キュイ)
演出助手 古川雄大(WTF)
制作 大川あやの(譜面絵画) 河﨑正太郎(譜面絵画)
制作助手 落合比奈(譜面絵画サポートメンバー)
当日運営 宮野風紗音(かるがも団地)
●企画制作●
譜面絵画
●主催●
譜面絵画
●助成●
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
●協力●
かるがも団地/キュイ/木村屋/三輪舎/青年団/中野成樹+フランケンズ/ままごと/(有)レトル/WTF
「新たな体験性(ライブ性)」を制作目的とし、演劇的想像力を介して誘発および展開するための作品を発表している。
そのため、劇場だけではなく、ギャラリー・寺院・スタジオなど様々な空間や建築にて作品を発表。
主な上演作品として、「第6回せんだい短編戯曲賞」最終候補作品に選出された『牛乳とハチミツ、ゆれて三日月を喰みる』(2018年)、かながわ短編演劇アワード2020「戯曲コンペティション」最終候補作品に選出された『新津々浦駅・北口3番バスのりば』(2018)、岩手県 陸前高田市と東京都 祖師ヶ谷大蔵の二ヶ所で上演した『四人静』(2019)、音楽ライブにおけるセットリストのように、書き下ろした短編戯曲を会場ごとに組み合わせて上演を構築するプロジェクト『Terra Australis Incognita』(2020〜)がある。