花の咲かない原因と対策
献花のある道端で奇跡的に定着した献花が、そこで事故に遭った地縛霊と出会う。




2022年6月23日(木)〜6月26日(日)
会場:アトリエ春風舎
フライヤーより
ご来場ありがとうございます。
三橋亮太と申します。本作品において、脚本・演出・宣伝美術を担当しました。
創作をおこなった代表として、ご挨拶を含めた文章を書かせていただきます。
譜面絵画 vol.12『花の咲かない原因と対策』は、昨年の9月8日から戯曲の執筆がスタートしました。
タイトルは、祖父が最後に読んでいた本の一節から拝借しました。
昨年の夏から、きっかけのような出来事が無数に重なり、今回でようやく一つの形として、結実したように感じます。
執筆当時から考えると、ウイルス禍は少しずつ変化しましたが、今日においても完全には終わらないですね。ラフになった部分はあれど、辛抱している部分がある気がします。また直近2年の間は、(お読み頂いているあなたも恐らく)腑に落ちないことだらけで、他者や自分の範囲外の環境のことなどを考える余裕がない日やタイミングがありました。
「腑に落ちる」前に、”腑に落とす”作業があると、「腑に」落ちやすいのではないか?と思う日がありました。おそらく友人と話している最中に上がった話題だったと思います。
そこで今回の演劇公演は、個々人が”腑に落とす”プロセスの中で一つのアイテムになったら最高だなと考えた上で、創作を重ねてきました。
ふにふにふにふに言ってますが、つまりは、本作品を介して、それぞれが前に進めたらな〜ということです。
この度はご来場ありがとうございました。
暑い夏が始まりますが、なによりもご自身の体調に気をつけてください。
またお会いできることを心より願います。
三橋亮太(6月21日1時3分 自宅にて)
出演
宮ヶ原萌(譜面絵画)
川端真奈 嶋村桜(三輪舎)高橋星音(無名塾)
スタッフ
脚本・演出・宣伝美術/三橋亮太(譜面絵画/青年団演出部)
舞台監督/島田曜蔵(青年団)
照明/緒方稔記(黒猿)
音響プラン/深澤大青(しあわせ学級崩壊)
音響オペレート/保延優希
制作/大川あやの(譜面絵画)
制作/河﨑正太郎(譜面絵画)
制作補佐/落合比奈
制作補助/小見朋生(譜面絵画)
